こんにちは、水彩カフェへようこそ!
今日のテーマは「光を描く魔法の3ステップ」。
水彩絵の具の透明感を生かしながら、花びらにやわらかな光を宿すコツをご紹介します。
紅茶を片手に、心をほぐしながらお読みいただけたら嬉しいです。
Step1. 淡い色で下地をつくる
光を描く第一歩は、いきなり濃い色を置かないこと。
水をたっぷり含ませた筆で、多めの水に少量の絵の具を溶かし、花の全体をうっすらと染めてあげます。
光の当たる一番明かり部分は白く残すのがポイント。水が付くと絵の具がにじんでいくので、このエリアはぬらさないで。
まるで朝日が差し込むように、薄いピンクやレモンイエローを広げていくと、不思議と心まで柔らかくほどけていくのを感じます。
カップに注いだ紅茶がじんわりと香る瞬間と似ています。最初は淡く、でもその一滴が全体に広がって、やさしい世界をつくってくれるのです。
Step2. 色を重ねてニュアンスを出す
次に、ほんの少しだけ濃い色を花びらの奥や重なりに差し込みます。
赤と青を混ぜて深 みのある紫を作ったり、ピンクにほんのひとさじのオレンジを足してみたり…。
色が紙の上でふわりと溶け合う瞬間は、まるで魔法のようです。
「こう混ぜたらどうなるんだろう?」
そんな小さな実験が、子どもの頃に色鉛筆を広げて遊んだ記憶を思い出させてくれます。大人になった今だからこそ、その時間がより贅沢に感じられるのかもしれません。
Step3. 筆先で“光”を描く
仕上げに、乾いた部分に細い筆を走らせてアクセントを。
あえて残した白い紙の部分には、調整して差し色を加えたり、
アクリル絵の具の白色で少しハイライトを差し込んだりすると、そこに“光”が生まれます。
光が描けた瞬間、絵が急にいきいきとして、まるで呼吸をはじめたように見えますよ✨
この瞬間の感動は、忙しい日常で忘れていた心のときめきを取り戻してくれます!
水彩と紅茶で、心にひとさじの魔法を
筆を置いた後、湯気の立つカップを両手で包みながら眺めると、不思議と心まで落ち着いてきます。
水彩のにじみと紅茶の香りは、どちらも「今この瞬間を味わう」ことを教えてくれるもの。
光を描くことは、技術というより“心の柔らかさ”を紙に映す行為なのかもしれません。

疲れたときこそ、3ステップの魔法で光を描き、
あたたかい紅茶を飲みながら、自分を癒してあげてくださいね!
🌸今日のまとめ🌸
「光を描く魔法の3ステップ」
- 淡い下地を広げる
- 色を重ねて深みをつくる
- 白を残して光を宿す
ほんの1分のショート動画で、その小さな魔法を体感いただけます。
どうぞ、水彩カフェでほっとひと息つきながらご覧ください。